【猫の通院#5】レオンの歯

朝から絶飲絶食のレオンを捕まえてケージに入れて動物病院まで車で行きました。
余談ですが、今回は前日からの絶食は不要とのことでした。
正直これはめちゃめちゃありがたかったです…空腹だと夜中に大声上げて起こしに来るので…。

病院に到着し体重をはかると大体いつも通りの5.8kgとかでした。
この日までのレオンの様子を伝え、そのまま入院になりました。
予定では入院したその日の休診の時間帯にクリーニングを行い、様子を見るということでした。
待合室で同意書の記入、コピーの受取、内金(10,000円)の支払いで終了。
何かあれば連絡をくれるということなので、そのまままっすぐ帰りました。

術後翌日は夫婦ともに仕事だったので、私が会社終わりにタクシーで迎えに行くことに。
最寄り駅のタクシー乗り場で乗ったタクシーの運転手さんに動物病院の名前を伝えると、場所を把握しているようで住所とか目印とか一切聞かれず連れて行ってくれました。
タクシーの運転手さんからは「動物病院行くのにケージ持ってないね、お迎えかな?」と言われたので動物病院に行く理由を言わなくとも推測してくれたので好感を持ちました。

病院は診察終了間近の時間だったせいか、待合室は結構混んでました。
呼ばれてレオンと抜歯した歯の受取はすぐ終わったんですが、支払いまでが長くて…しばらく待ってお会計も済ませて、病院からタクシーを呼んでもらって無事に帰宅しました。
レオンは点滴もしていたらしく、手首にテープの包帯(?)が巻いてありました。
1時間ぐらいしたら外していいよ、と先生から言われていたのでしばらく放っておいたのですが、レオン自身が嫌だったらしく、自分で半分ぐらい剥がしていたので全部取ってあげました。

抜歯した歯を見ると、ちゃんと歯の形が残っているもの、砕けてしまっているものとありました。
捨てるのもな~という感じなので今はちゃんと洗って取っておいています。
いつかの日が来たら一緒にお墓に入れます。覚えてれば、無くしてなければ。

記念撮影

口には小さい前歯と犬歯(というのか?)、奥歯も残っていますが側面の歯は無くなりました。
歯周病悪化して何か起きるより全然いいんですが、本当に歯がなくなってしまったことにちょっとショックを受けてしまい「歯、歯がない~~!!!かわいそう!!!」と言ったら私のその大声に驚いたらしく、レオンはびくっとして逃げ出してしまいました。すまん。

止血剤、粘膜保護剤、抗生剤の併せて3種類の薬を1日2回飲むように渡されています。
しかしこれがまた全然飲んでくれなくて、頑張って1日1回の状態です。
歯がないところに指突っ込んで無理やり口開けるのもかわいそうなので、すり潰して水に溶いてシリンジで飲ませるという毎日戦いでした。

診療費
再診 500円
スケーリング術前検査パック 12,000円
歯石除去・スケーリング(猫) 18,000円
内服薬 抗生剤 1,260円
内服薬 粘膜保護剤 560円
内服薬 止血剤 300円
消費税 4,462円
内金 -10,000円
合計 39,082円

歯がなくなっても食欲は変わらず、普通に食べてます。
今まではカリカリと噛んで食べていたようですが、側面の歯が無いので噛めないらしく、奥歯で噛むか飲み込んでいます。

クリーニングと抜歯でよくなったのは念願の口臭です。
前回も書きましたけど、めちゃめちゃ口が臭くて「ごはん食べた後だから臭い」とかじゃなくて基本的にずっと臭かったんですよね。
近くであくびされると、うわっ、クサ!となるぐらいには…。
抜歯後しばらくはわざわざ口のにおいを嗅ぎに行っても全然臭くありませんでした。
(今また臭い出したので、クリーニング行くか検討中…。)

ちなみにチロルはレオンと同じ食生活を送ってるのに全然歯石がついてません。
病院の先生に聞いてみたところ、完全に個体差によるものだそうです。

歯磨きしなきゃと思いつつ、未だに実行できていません。
みなさま、猫の歯磨きしてますか?
一先ずその場しのぎで歯磨き効果のあるというおやつを与えたりしていますが、嫌がらずに歯磨きできる方法を模索しています…。

側面の歯がない

【猫の通院#4】えっ、レオンの口、臭すぎ…?

前回までのチロの「なんとなく具合が悪い」のはすっかり良くなりました。
せっかくなので、過去(2020/5)にあったレオンの通院の記録も残す事にします。
チロルはもちろん、レオンも現在進行形で元気ですのでご安心ください。

お恥ずかしい話ですが、レオンもチロルも歯磨きが大嫌い、私もなあなあでやってこなかったため、我が家では猫の歯磨きはほとんどやったことがありません。
だからなのか、レオンもチロルもお口の臭いがちょっとアレ…なんというか…クッサいんです。
唇をめくって歯を見ると、レオンは歯石がびっしり。
一方チロルは全然歯石付いてなくて綺麗なもんでした。

ある時レオンが体調を崩したのか、急にばたっと横に倒れて口呼吸でよだれを垂らしていたそうです。
私は出社だったのですが、運良く夫が在宅勤務だったのでそれに気付き、かかりつけの病院へ連れて行ってくれました。

明確な原因などはわかりませんでしたが、皮下点滴してもらって様子を見てもらい帰ってきました。
挙げられる要因としては、急に暑くなったので熱中症もどきか、歯周病がだいぶ進行しているので痛くて倒れこんだのか、ということでした。
前述の通り、歯磨きを怠っていたため歯石が溜まり、歯周病が進行していたそうです。

夫とも相談し、病院で歯のクリーニングをお願いする事にしました。
しかしながら、先生からは「クリーニングしても歯石が取れない歯があるかも」や「劣化してしまってクリーニングに耐えられない歯があるかも」とのことでした。
このクリーニングで取れてしまうような歯であれば正直残っている必要もない、むしろ残ることで虫歯から菌が入ってしまって脳に移動する方が危険だということだったので、そういう歯は抜いてもらうことにしました。

歯のクリーニングには全身麻酔が伴うたま、当時12歳と少し高齢なこともあるので、一日入院となりました。
入院当日は朝から絶飲絶食、嫌がるレオンをとっ捕まえて病院に連れて行きます。

ちょうどアクビして歯が見えるレオン

【猫の通院#3】投薬と教訓

病院でもらった薬は、通院翌日から服用でした。
うちの猫はどちらも薬を飲むのが嫌い、かつ私たちの飲ませ方が下手なのでうまく飲ませることができません。
毎回投薬の度に追いかけ回して、口に突っ込んで吐き出されてを繰り返し、お互い大変な思いをしています。

そんな中、夫が良い投薬方法を編み出してくれました。
動画にまとめたので是非ご覧ください。

制作方法
1)中身がトロトロタイプのおやつ(我が家はドリーミーズ)と薬を用意します
2)カリカリを半分に割ります
3)割ったところに薬を詰めます
4)残り半分で蓋をします
5)カリカリが壊れない程度にギュッとして1つの形に戻します

これ、割る時と最後にギュッとするときの力加減が難しくて、私が作ろうとすると全て破壊してしまうので、我が家では夫が専門で作ってくれます。

形も匂いもおやつなのでチロも警戒せず食べてくれます。
流石に5日間やり続けたら飽きたのか、後半は食べるを渋り、追いかけ回して食べさせましたがちゃんと投薬期間を終えることができました。
結局今回のチロの体調不良の明確な原因はわかりませんでしたが、年寄り猫が寝すぎて脱水・知らない人の長時間の滞在によるストレスかなと思っています。

前回までの記事で、何人かの方からチロルについてご心配のお声をいただきましたが、今は食欲も戻り、元気に食べて寝て逃げて(逃げるな)ちゃんと排泄もして過ごしています。
ご心配いただきありがとうございました。

ちなみに、なんでダ●キンの人がクリーニングに来たのかというと、出の悪いボールペンに輪ゴムを引っ掛けて「ぶんぶんゴマ」のように振り回したら床とローテーブルにインクをぶちまけたからです。

床とテーブルに飛び散るインク

ボールペンのインク撒き散らしたの人生で初なんですが(撒き散らしたのは夫)、拭いてもインクが伸びるだけで全然落とせないんですよね…メラミンスポンジで擦ったりもしたんですが、床材が削れていくだけであんまり効果を感じられず、プロにお任せする事にしました。
ローテーブルは買い替えも検討しましたが、使ってるの私だけなので気にせずこのまま使っています。

教訓:ボールペンは振り回してはいけません

【猫の通院#2】いざ病院

病院に行く日です。
この日は具合が良さそうなら通院しなくていいかなと思っていましたが、前日から変わらずドライフードを食べず、猫トイレに排便もなし、顔つきも微妙だったのでやはり病院行くことにしました。
一応仕事があったので、午後早退しました。
関係ないけど、このご時世でリモートワークになってこういう時に動きやすくなったのがすごく助かりますね。
コロナは早く終息してほしいけど、リモートワークは今後も根付いてほしいところです。

病院行くにあたって、大変なのはチロをキャリーに入れることです。
行く直前にキャリーを出すと、レオンもチロも何かを勘づいてベッドの下とかに逃げ込まれてしまうので、朝からリビングにキャリーを出しておきます。


するとレオンが様子を見にきます。
レオンは行きませんよ。
気づかずに(人間の)ベッドで寝ているチロを捕まえて、にゃおにゃお文句を言われながらキャリーに詰め込みました。

エレベーターの鏡に映る怯えるチロ

移動はタクシーなので大丈夫だろうとは思いつつ、寒かったのでレンジでチンするタイプの湯たんぽと、もう使わなくなったバスタオルを詰め込みました。

事前に予約していたのでいつもの先生に診ていただきました。
体重は2.88kg、前回(2020年8月)が3.28kgだったので0.4kg減りました。
前回が1年以上前なのであまり参考にはならないけど、脱水で減ってしまったかもしれないと言われました。
触診をしてもらい、お腹の中の便がカサカサなのがわかるそうです。
口の中も見てもらい、口内炎など口中の異常はありませんでした。
少し脱水しているようなので、皮下点滴をしてもらいました。
そして、意味があるかは微妙だけど、と言われつつ血液検査をしてもらいました。
脱水のせいで注射針を刺しても血がうまく採れず、刺し直しになってしまいかわいそうでした。

血液検査の結果を待つ間に少し先生とお話をしました。
この時期の猫は寝てばかりいて飲み食いが疎かになるので脱水になりがちだそうです。
また、知らない人(ダ●キンの人がクリーニングに来た)が2時間滞在したことでストレスによる食欲不振かも知れないそうなので、しばらくはお皿からではなく手からあげてご機嫌をとった方が良いかも、とのことでした。

血液検査の結果が出ました。
特に大きな異常値はなく、脱水で少し数値が上がっている項目があるぐらいでした。
皮下点滴してお薬をもらい、1週間経っても改善されないようであれば再受診ということで様子を見る事になりました。

今回のお会計

診療費
再診療 500円
血液一般検査・CBC 1,500円
血液生化学検査 5,830円
電解質 1,000円
皮下点滴 2,100円
皮下注射 2,100
内服薬 粘膜保護剤(オメプラゾール) 400円
内服薬 胃運動調整剤・食欲増進剤(プリンペラン) 320円
消費税 1,375円
合計 15,125円

処方された薬は1日2回服用です。
我が家の猫ふたり揃って薬を飲むのが苦手すぎて、いつもお薬が出るとめちゃくちゃ苦労しています。
そんな中、夫が編み出した投薬方法を次回書きたいと思います。

帰り道のチロ