【レオンについて#7.5】転院の可能性

1月4日の続き
病院を後にして、買い物を済ませ帰宅したところ、病院から電話がありました。
何かあったのかと思い慌てて電話に出てみると、レオンの心臓病についてはより大きな病院に転院した方がいいかも知れない、という連絡でした。
転院先の病院はチロルが脳腫瘍の手術で2回お世話になった埼玉の病院でした。
私たちとしても様々な専門医の揃うその病院なら安心して預けられるので、転院の必要があるならすぐにでも連れて行きます、転院の手筈を整えてください、とお願いしました。
転院予定の病院と調整します、とのことで電話は終わり、その後の折り返しを待っていましたがその日の連絡はありませんでした。
いつ頃折り返しもらえるのか電話で聞いておけばよかったです。

1月4日と1月5日の間の話でした。
今までなんとかポジティブでいようとしてましたけど、そろそろ最悪なパターンしか考えられなくなってきました。

【レオンについて#7】退院を目指して

1月3日
この日は担当のA先生がお休みだったため、面会に行っても特に誰からも現状の説明がありませんでした。
酸素室の酸素濃度は34%ぐらいで、酸素室の扉を開けてレオンに触れているとゴロゴロ言ってくれるけど、それでまた苦しくなってしまうようで、酸素濃度が26%ぐらいに下がってしまったところでレオンに触れるのをやめて扉を閉めました。

ガラス越しに見ると手首についていた点滴は抜けているようで、また少し回復しているのかな?と思いました。
恐らく自分では食べていないらしく、与えられた流動食が口周りについていたり、おしっこのしてあるペットシートの上に寝ているようだったので、明日以降顔や身体を拭いてあげられないか先生に相談しよう、と夫と話をしました。
実際の顔や、撮った写真を見た感じ、顔つきは普段のようでした。

この日の夜に夫が帰省から戻ってきたので、レオンが退院した時のために生活しやすいように環境を整えよう、家を清潔にしよう、と話をしました。
入院する前日ぐらいにレオンがソファに乗るのにジャンプに失敗してしまい危なかったので、ひとまずはソファの脚を外して高さを下げました。
ついでに今の家に越して来てからずっと使っていたカーテンのアジャスターフックがいくつか壊れていたので、カーテンも新調することにしました。
レオンが帰ってきたら今までと同じ生活にはならないだろうから、と二人とも介護を覚悟しました。

1月4日
いつも酸素室の奥の方にいたのにこの日は手前側に顔がありました。
痩せました。しみじみ痩せたなと思いました。
自分で毛づくろいもできないから毛並みもゴワついていました。

レオンについて
・利尿剤が効きすぎてカリウムが不足している
・排尿はできていて、肺の水はずいぶん抜けている
・左心房は大きいが、心臓の収縮はちゃんとできている
・呼吸は安定している
・自発的には食べないけどちゅーるを口に付けると食べる
・血栓症の疑いがあり、血栓を溶かす投薬もしている
・甲状腺(代謝を促進するホルモン)の値が低いから元気がない

確かに元気はなかったです。
面会の帰り際にレオンの顔を見ると、瞬膜が両目とも1/3ぐらい出ていました。
さっきまで出てなかったのに、と思いA先生に伝えたところ、この後も様子見ておきます、と言われました。

日によって話は変わりますが、酸素室の準備をした方がいい、という話になりました。
基本的には酸素室に入れっぱなし、レオン自身が出たがるなら出してあげればいいけど、おそらく基本的には酸素室の中で生活を送ることを考えた方が良い、ということでした。
翌日も午前中に来ることを伝えて病院を後にしました。
病院を出てからはSNSで酸素室をレンタルして使っている猫ちゃんの投稿を見て、小さいのがいいのか大きいのがいいのか悩みました。
まだ楽観的に考えていたので、酸素室にトイレ入れるのはレオンが嫌がりそうだから、小さい酸素室レンタルして、酸素室の近くにシステムトイレ置こうかなとか相談していました。

【レオンについて#6】レオンの耳

1月2日
この日は小型犬さんとの相部屋は解消され、ひとり部屋になっていました。
酸素室の酸素濃度は28%でした。

レオンについて
・呼吸数安定してる
・肺の水はほとんど抜けてる
・肺炎が少しありそう。治療する
・排尿あり、排便なし
耳の反応悪い(後述します)
・口に入れれば流動食(ちゅーる)は食べるけど、ドライフード・ウェットフードどちらも自発的に食べない
・水は飲む
・ゴロゴロ言うと苦しくなっちゃう
・まだ心臓エコー撮ってない(午後に行う予定)

酸素室を開けていいよと言われたので、レオンに触りました。
回復傾向にあるようなので、顔つきが少し元気ないけど「頑張ろうね、大丈夫だからね」と声をかけました。
酸素室を開けたことで28%だった酸素濃度が24%ぐらいに下がると、やはり苦しいのか開口呼吸まではしないものの鼻翼呼吸(鼻の穴を大きく膨らませてする呼吸)だったので急いで酸素室を閉めました。

今まで家から離れたことなんてほとんどなかったのに急にこんな狭いところに閉じ込められてかわいそうだなと悲しくなりましたが、今のレオンにとってはここが一番安全なのでかわいそうとか言ってられませんでした。

耳の反応悪いについて
先に書いた聴力についてです。
体調を崩す前から、呼びかけても振り向かない、耳が動かないことがあり、聞こえてない?と思う瞬間がありました。
コミュニケーションに不便はなかったので気にしていませんでしたが、入院ついでにA先生に聞きました。
レオンの耳の横で指を鳴らしても反応せず、聞こえづらい状況かも、とのことでした。
聞こえているかどうかを調べるには、全身麻酔かけて電気信号流すらしいんですけど、この病院にはその設備が無いのでできない。やるならどこか紹介します、とのことでした。
別に耳聞こえてなくても生活に支障ないし、そこまでしなくていいやと思いました。
そもそも16歳なので、加齢による聴力の衰えぐらいあるでしょう。
(実家の犬も老化で耳が聞こえなくなり、目も見えなくなりました)
ちなみに何か病気によるものなら中耳炎、その場合は耳を痒がったり斜頸がある、とのことでした。
耳の痒がりは確かにあったけど、外耳炎だったようなのでそれはまた違うのかな~となりました。
まぁやはりどうやら耳は聞こえにくい状況のようです。

【レオンについて#5】新年明けまして面会

1月1日
日付が変わる瞬間はとりあえず家にいる面子(私・夫・チロル)で集合してカウントダウンしました。
これはチロの入院のときも思ったけど、レオンが入院したことで家で看護・介護の必要がなくなって、なんだかんだで人間たちは一息つけました。
だらだらと夜更かしをしてしまったので、ひとまず適当な時間に寝ましたが夫が帰省するので何とか起きて見送り、二度寝して午後にレオンのいる病院へ面会に行きました。

病院内の酸素室が足りないため、この日はケージに入った小型犬さんと相部屋でした。
実家の犬とめちゃくちゃ喧嘩してたレオンなので、よその犬さん大丈夫だろうか…と思いましたが、息苦しさからか大人しく横になっていました。
レオンの主治医となってくれたA先生に色々と話を聞きました。

レオンについて
・利尿剤打ったので排尿できてる
・昨日・今日のレントゲン撮って比較したところ、肺の水は少し抜けてるがまだ残っている
・呼吸が安定しないので心臓のエコーはまだ撮っていない
・食欲あまりない
・心臓病の発症には年齢は関係ない
・肺水腫治療しても再発のおそれはある
・大きくなった心臓を強心剤で小さく(元のサイズに)してあげないと心臓の能力が足りず全身に血液を運べない
・強心剤使うか、血管を広げる薬で心臓の負担を下げる
・現状は好転していて、様子を見つつ強心剤・利尿剤をメインに治療していく方針
・血液検査の結果としてはレオンの腎臓の数値は同年代にしては良好
・猫は心雑音が聞こえにくいので心臓病の発覚が遅れがち

酸素室について
・現状は検討段階でいい
・酸素室が必要ない状態に病院でしていくつもり

退院は1週間程度をめどに、ということだったので、酸素室レンタルについてはもう少し考えることにしました。
ちなみに、しばらくは病院の酸素室で入院とのことでした。
酸素室の酸素濃度(この日は32%)を少しずつ外部と同じになるまで下げていき、そこで息苦しそうにしていなければ1日酸素室から出た状態で過ごす、それで大丈夫そうであれば心臓病の治療を並行して行いつつ退院、という流れでした。

心臓病については完治はしない病気なので、投薬で進行を遅らせることしかできないようです。
退院後の投薬、経口は失敗の可能性が高いので皮下点滴でできたりしませんか?と聞いてみたところ、基本的には経口だけど点滴で与えることもできるとのことでした。
ただ経口薬よりは値段が上がるので、そこは退院後に相談しましょう、ということにしました。

頑張っていて本当に偉い。生きていて本当に偉い。

【レオンについて#4】続・急展開

そんなわけで12/31の朝です。ありがたくも年末年始も開いているかかりつけ病院(姉妹院)で受診です。
診察の結果、夜間診療で言われた通りやはり心臓病からくる肺水腫とのことでした。
まず入院して肺に溜まった水を抜かないといけない、そのためには利尿剤の投与が必要。
ただし腎臓の数値が悪いと利尿剤は使えないそうなので血液検査が必要になるそうです。
血液検査→腎臓の数値に問題なければ入院して酸素室利用しつつ利尿剤投与→肺水腫の治療後に心臓病について検討、という流れでした。

肺水腫、聞いたことはあるけど実際どんな病気なのか知らなかったので、「猫 肺水腫」でちょっと検索するだけであまりにも怖い結果が出ました。

googleの検索結果

でもSNSで検索すると、肺水腫の治療をして、再発しないよう自宅で酸素室レンタルして穏やかに暮らしている心臓病の猫ちゃんもいたので希望はありました。
先生曰く、今すぐ酸素室レンタルしないといけない状況ではないので、レンタルは検討するぐらいで留めておいていいということでした。
一応複数候補を挙げて資料請求だけしておこう、となりました。

この日の診察で即入院…年末年始を一緒に迎えられないのか~とちょっと寂しくなりましたが、病院自体は毎日やっているので、年末年始の運動不足対策も兼ねて、毎日面会に行くことにしました。
近所にあってよかった。
また埼玉で入院だったら、行くまでの道のりが大変なのでちょっとめげていたかも知れません。


入院に際しかかる費用は1日3万円ぐらい、その他検査が必要であれば別途かかります。
お会計は退院時に、ということでしたが、内金をひとまず(平均3~4万円ぐらいだけどいくらでも良い)お支払いお願いします、と言われたで内金を支払って帰りました。

今回のお会計 40,000円 

今でも夜間救急駆け込んだのは正しい判断だったと信じています。
あのタイミングで行ってなかったら、もしかしたら翌朝には…ということも想像してゾッとしています。
今回は短いけどここまで。
次回から面会編です。