【続・猫の闘病#4】チロル、巣、手に入れたってよ

相変わらず食欲は戻らず、おやつのカリカリをメインに食べてなんとか生きていました。
前回の通院の時にもらった皮下点滴を1日1回40ml行うようになりましたが、なんか逆にこれがストレスになってるのでは?と思う時もしばしばありましたが、経口で水分摂る気が本猫にないので仕方ないですね。
排便は2〜3日に1回ぐらいだったけど、そもそも大した量を食べていなかったので、排便を促すモビコールとか飲む必要あるかな?とも疑問でしたが、実際触診してもらうとお腹に便は溜まってるようではあったので服用を続けていました。
薬の効果なのか、トイレで踏ん張ってる様子は見られるものの、排便には至らないためめちゃくちゃ力んでおしっこしてるだけでした。
この力みすぎで頭の血管切れたりしないかヒヤヒヤしていました。

チロ自身が気に入ってるとはいえ、流石に衛生的にダンボールで寝かせ続けるのはな〜ということでで、災害時用に買っておいた猫壱さんのポータブルケージを出しました。


安定した巣が無いと、ベッドの下やソファの下に逃げ込まれて病院連れていくたびに捕まえるのが一苦労だったので、ケージを気に入ってくれて助かりました。
術後、退院してきてからも当分お世話になりました。
買っててよかった。

レオンも気に入っちゃって一緒に入ってました。
別にいいんですけど、当事者(猫)より我が物顔だな…?

ポスト前後しますが、夫が脳腫瘍再発について調べていたらしい。
開頭手術した猫の平均寿命って2〜3年らしく、再発する前に死んじゃうから再発の事例とかって見かけないのかな?と思ってたんですが(出典確認できませんでした、すみません)、
twitter(現X)で「猫 脳腫瘍 再発」で検索したら、2回再発して手術して存命の猫ちゃんは見かけました。
動物の寿命自体延びてること考えると、再発率って今後上がっていくのかな?と今更思っています。


【続・猫の闘病#3】トイレ問題

この頃から私の情緒も不安定になっていきます。

今となってはですが、こんな嘆いてる暇あるならすぐMRI撮りに行けよって感じですね。
食欲落ちて体重落ちるのが嫌だったので、チロが食べられるものを食べたいだけ与えていました。
その頃お世話になったのがモンプチのクリスピーキッスでした。
一応食べてはいたけど、また排便してないな〜と思ってたので、脱水とかで便秘になってるのかな?と思い、
普段置いている飲み水以外にも水の入ったお皿を部屋に増やしたり、顔の前に持っていって飲んでもらったりしていました。

あまりネットの情報を鵜呑みにするのも良くないとは思いつつも、検索して(やはり頭痛では…)の気持ちを強めていました。

チロは前回の開頭手術で頭蓋骨を切っているので、代わりにチタンプレートが入っています。
気圧が乱高下するような時期だったので、脳腫瘍再発じゃ無くて偏頭痛かも知れない、と淡い期待を持ったりしますが、
結局は3年前に見覚えのある体制で寝ていたのでまた絶望していました。

猫トイレでおしっこするにも、座った姿勢を保てないので四つん這いでおしっこをしていました。
トイレの枠からおしりがはみ出してしまっていたので、何度も床に溢れてしまっていましたが、
排泄できるなら何度でも失敗しても溢してもいいよ、と思っていました。
チロがトイレに行くタイミングに気付けた時はついていき、座った姿勢を保てるように補助をしていました。

便秘が解消しないので再び病院へ。
レントゲンで確認してもらったら、大腸の上の方まで溜まっていたらしく、摘便をしてもらいました。
大体20グラムぐらいだそうです。
肛門付近のうんちが乾燥しすぎてカチカチになってしまい、自力で排便できなかったようです。
摘便するにも取り出すのが難しかったらしく、お尻を揉んだりして砕いて摘出したと聞きました。
脱水対策として自宅で皮下点滴を行うことにしました。
以下お会計

2023/7/22
再診 500円
エックス線検査 5,000円
摘便 2,000円
皮下点滴 2,100円
皮下注射 1,100円
輸液剤(500ml) 800円
シリンジ50ml 2,300円(230円x10)
注射針 600円(60円x10)
翼状針 1,300円(130円x10)
内服薬 消炎剤 800円(80円x10)
内服薬 モビコール 360円(180円x2)
分包料 240円(20円x10)
10%外税額 1,710円
合計 18,810円

ちなみに帰宅してから自力で排便できてお腹がすっきりしたからか、多少動きがマシになっていました。
不安は払拭されないまでも、1つの心配事は解消しました。

【続・猫の闘病#2】再発の懸念

皮下点滴が効いたのか、少し顔つきが良くなったように見えたけど、今ひとつ本調子じゃなさそうなチロ。
処方された薬を飲ませても食欲が戻らず、年齢も年齢なので脱水が悪化しても怖いので、1日空けて再び病院へ。
この日はかかりつけ病院がお休みだったので、姉妹院に行きました。

念の為に血液検査をしてもらうも、どの数値も異常なし。
猫にありがちな関節痛で腰とかが痛いのかも?ということで先日出してもらった胃腸の薬に追加で鎮痛剤をもらい、
この日も皮下点滴をしてもらいました。
以下お会計。

2023/7/19
再診 500円
T4(甲状腺) 3,800円
血液一般検査・CBC 1,700円
血液生化学検査 5,500円
生化学検査 V-lip 2,000円
皮下注射 1,100円
皮下点滴 2,100円
鎮痛剤 900円
10%外税額 1,760円
合計 19,360円

病院から帰ってくると、点滴が効いたのかまた顔つきは良くなり、何か食べたそうにするので買っておいたウェットフードを与えるも、イマイチな感じであまり食が進まず。
好みに合わないのかなと思ったので色んな種類のウェットフードを買いに行きました。

この頃からなんとなく「脳腫瘍の再発」がよぎるようになります。

食欲はあるけど食べない、歩き方に違和感がある、(当時寝床にしていた段ボールの中で寝る)寝相がおかしい。
おかしいという気持ちはあるのに、脳腫瘍再発の確証を持てなかったのでMRI撮影に踏み切れませんでした。
日和ってはいけないと当時散々思っていたのに、また今回も「まさかそんなはずない」と日和ってしまいました。

【続・猫の闘病#1】2023年夏の異変

お久しぶりのブログです。
猫の日を逃してまで一体何をしていたのかというと、Twitter(現X)をご覧いただいてる方はご存知かも知れませんが、
絶賛チロルが体調を崩しており、看病・介護の日々を過ごしております。
今また色々起きているので、遅まきながらもブログに残しておこうと思います。

ことの始まりは2023年7月中旬。

我が家では冷房は4、5月ぐらいから稼働をしてはいるものの、冷房の風が届きにくい位置にねこが寝ていたりするので、
今年の酷暑による夏バテかな〜程度に考えていました。
チロは元々食い意地は張っているけど、食べムラがあるためドライフードを残せば「好き嫌いせず食べな〜」という感じで、特にこれと言って対応はしていませんでした。
しかし数日食欲が無く、足下のよたつきもあり、脱水かなと不安になり、かかりつけ病院へ行きました。

ちょうど病院行こうと思ってたこの日にうんちもしていたんですが、血便だったので一緒に病院へ持っていき検査してもらいました。主治医に診てもらい、「水分補給をめんどくさがって脱水になってしまい、胃腸が活性化していないのでは?」ということで、モビコール(便軟化剤)とプリンペラン(胃運動調整剤)を処方してもらいました。
少し脱水もあるということだったので皮下点滴をしてもらいました。
体重は2.6kg、チロとしては正常範囲の体重かなと思います。

2023/7/17
再診 500円
糞便虫卵検査 1,200円
内服薬(モビコール) 180円
分包料 120円(20円x6)
内服薬(胃運動調整剤・食欲増進剤)(モビコール) 320円(80円x4)
皮下点滴 2,100円
皮下注射 1,100円
小計 5,520円
10%外税額 552円
合計 6,072円

この日のお会計は上記の通り。
以前もブログに書いていますが、チロはすでに手術歴があるため通常のペット保険に入れません。
今加入しているのは入院・手術のみ対応している保険です。
なので全額自己負担になります。
毎度おなじみ、この全額自己負担がしんどくなってきます。

【猫の闘病#22】猫の脳腫瘍を経験して

まとめに入ります。
結果的にチロルの闘病期間は2019年10月下旬〜2020年1月下旬(手術終了)までの約4ヶ月でした。
原因不明でどうしたらいいのか分からなかった日々、MRI検査を行って脳腫瘍と判明した日、色々ありましたが今は回復し元気に走り回るチロルの姿を見ると、あの辛い日々は無駄では無かったんだなと感じます。
もちろん、もっと早くMRI検査すればよかったなと後悔することはあるし、チロルの体重が半分にまで落ちていたので手術に耐えれるか?手術が成功するか?術後にちゃんと回復するだろうか?と不安なこともありました。
それでも夫が言ってくれたように「後悔の無いように」チロルと過ごすことが出来たのでよかったなと思います。

以下診察ごとの診療費まとめ

2023/7/22
再診 500円
エックス線検査 5,000円
摘便 2,000円
皮下点滴 2,100円
皮下注射 1,100円
輸液剤(500ml) 800円
シリンジ50ml 2,300円(230円x10)
注射針 600円(60円x10)
翼状針 1,300円(130円x10)
内服薬 消炎剤 800円(80円x10)
内服薬 モビコール 360円(180円x2)
分包料 240円(20円x10)
10%外税額 1,710円
合計 18,810円
2019/11/12
診療費 21,395円
2019/11/13
診療費 12,430円
2019/11/21
診療費 6,000円
2019/11/25
診療費 15,040円
2019/12/4
診療費 8,360円
2019/12/7
診療費 4,488円
2019/12/8
診療費 6,435円
2019/12/14
診療費 5,720円
2019/12/19
診療費 13,728円
2019/12/24
診療費 4,785円
2019/12/26
診療費 660円
2019/12/27
診療費 94,050円(MRI検査日)
2019/12/27
診療費 4,785円
2020/1/2
診療費 4,895円
2020/1/6
診療費 1,100円
2020/1/9
診療費 44,000円(MRI読影)
2020/1/9
診療費 4,235円
2020/1/16
診療費 2,387円
2020/1/21
診療費 8,360円
2020/1/29
診療費 1,131,244円(手術・入院)
2020/2/5
診療費 1,760円
2020/2/7
診療費 660円
2019/10/15〜2020/2/7
合計 1,416,093円

朝も早くからチロルの身じろぎの音で飛び起き、ほとんど食べない流動食を無理やり食べさせ、排泄まで付き添う。
いつか訪れるだろう猫の介護も経験出来たので、よかったと言えばよかったんですが、やはり精神的にはきつい毎日でした。
まだまだ経過観察が必要な時期ではありましたが、4ヶ月という期間で(今となっては)短期間で決着がついてよかったです。

これを読んだ方に「ペットが大病患ったらどれだけお金が掛かろうと絶対に治してあげなきゃだめ!」ということではなく、家族それぞれのペットとの関わり方があるので、「後悔しない」選択をして欲しいということが伝わればいいなと思います。
我が家は「後悔しない」ために死ぬかも知れない全身麻酔を行って手術をしました。
タラレバの話になりますが、この手術で死んでしまったとしても、もちろん悲しくて辛いんですが、後悔は無いだろうと思います。

最後に。
MRI検査を勧めてくださった動物病院Bの主治医の先生、手術を行ってくださった動物病院Cの先生、そして「後悔しない」選択をさせてくれた夫に感謝をして、闘病記を終えようと思います。
次回からは猫との生活について書いていきますので、よければ今後ともお付き合いください。

⚠️以下に傷痕のあるチロルの画像を掲載しています。
苦手な方はご遠慮ください。


【猫の闘病#20】ペット保険について

うちのねこふたりは今までも特に大きな病気もなく、病院に行くのは年に1回あるかないかぐらいだったので、ペット保険には加入していませんでした。
2017〜2018年ぐらい前に漸く「あんしんペット保険」に加入しました。
ただ、月額が安いタイプの保険に入っていたので、自己負担額が14,000円と高く、申請できる金額に到達することの方が少ないです。
チロルは3ヶ月ぐらいで何度も通院し、その都度医療費は払っていましたが、保険申請はできませんでした。
1泊入院したり、レントゲンや血液検査を併せて行った時ぐらいしか14,000円を越えることってないんですよね。
保険に関しては本当に無知だったので、「今の収入から払える保険料」で考えて加入してしまったことは失敗でした。
今となってはの話ですけど、月額高くてもいいから自己負担が低い方がよかったなと思います。

もしもの時に躊躇しないでお金を使う選択ができるかどうかって、本当に難しいです。
今ですら貯金のない私がまだ結婚していなくて、ひとりぐらしで(仮に実家暮らしであったとしても)この状況になっていたら、私ひとりではチロルは救えませんでした。
MRI検査すらできないまま、原因がわからないまま、チロルはゆっくりゆっくり苦しみ続けて死んでいたんだろうなと思うとぞっとします。
お金のために夫と結婚したわけではもちろんないけど、「後悔の無いように」と言って治療費を惜しまないでいてくれた夫には感謝しかありません。

チロルの病気を受けて、保険って本当に「保険」だなと痛感しました。
保険に加入しても病院のお世話にならないで生活できる子もいるし、今回のチロルのように大掛かりな手術にまで発展してしまうケースもあります。
正直「猫のためにそこまでする?」って意見もあると思います。
でも私や夫は「そこまでする」側の人間でした。
きっとレオンが同じように病気になったとしても同じ選択をするんだろうなと思っています。

次回からは保険請求ができた診察費と返ってきた保険料を載せていきたいと思います。

ソファの定位置にいるレオンにくっつきたいチロル

【猫の闘病#18】退院日・驚愕のお支払い

術後の経過もよく、退院し帰ってきました。
病院でキャリーに入れるときはこちらが入れようとしなくても自分で進んでさっさと入っていきました。
術後、病室以外で初の対面!と思っていたのですが、めちゃめちゃあっさり終わってしまいました。
チロルを回収して、家での過ごし方の注意点などを改めて先生から聞き、手術・入院費のお支払いです。
入力しててとんでもない金額にひっくり返っちゃいますね…。

診療費
処方料 550円
調剤料 3,795円
調剤料(1/2、1/4) 1,540円
レベチラセタム液剤 1mlあたり 1,742円(67円×26)
リレキシペット75 1,155円
プレドニン錠5mg 165円
ミニプレス錠1mg 165円
麻酔科:始めの1時間 40,800円
麻酔科:以降30分 90,200円(8,200円×11)
再診料 5,500円
入院費 レベル0(1日) 5,500円
入院費 レベル1(1日) 38,500円(7,700円×5)
入院費 レベル2(1日) 33,000円(11,000円×3)
酸素使用料(1日) 11,000円(5,500円×2)
採血料(2回目以降)1/23 550円
神経学的検査 簡易 5,500円
注射薬剤料(10kg以下) 16,500円
経口用レペタン 1日 3,300円(1,650円×2)
微量持続注射薬剤料(1日) 7,700円(3,850円×2)
静脈点滴 1日(10kg以下) 16,500円(5,500円×3)
留置設置費用 3,300円
MRI/CT検査料 B(画像所見なし) 86,240円
手術消耗品 127,892円
手術顕微鏡使用料 37,800円
猫 頭蓋腔内髄膜種切除 550,000円
脳圧降下剤 静脈内投与(〜10kg) 3,850円
血液ガス(1回目)1/22 7:15 3,300円
血液ガス(2回目以降)1/23 1,100円
病理組織検査料 神経科 免疫染色プラン 34,100円
内消費税 102,840円
合計 1,131,244円
内金 200,000円
今回請求額 931,240円

しばらくはまだ投薬が続くため、発作止めと抗生物質をもらいました。
次回は退院の1か月後に受診する予定です。

チロルの退院予定日の2〜3日前にケージを組み立ててもらいました。

体重約6kgのレオンが入ってもこの広さです。
夫とレオンが一緒に入った写真もあったんですが、掲載許可が出ませんでした…でも成人男性が背中を丸めれば胡座で座れるぐらいのサイズ感です。
購入したケージがすでにAmazonの掲載からなくなってしまったので、近しい商品が以下です。

帰ってきて用意しておいたケージに入れてみたものの、出てきてリビングを少し歩きまわったり落ち着かない様子でした。
そしてレオンの食べ残していたドライフード4粒ぐらいをお皿に見つけると食べ始めたので、お腹空いてるのかな?と思いウェットフードをあげたところもりもり食べました。
途中、車を置いてきた夫が帰ってきた音でびっくりして逃げようともがいたりもしてましたが、その後落ち着いてご飯を食べ終え、ケージの中においてある「家」で寝ています。
「家」はカインズの電気のいらない保温ベッドという商品でした。
これもカインズのサイトからなくなってました…季節商品なんでしょうか…チロルはこのタイプの家が好きなので復活して欲しいですね。

ふらつきはするものの、こちらが思っていたよりも活発に動き回る姿を見て、本当に手術も終わったし、生きて帰ってきてくれたんだなあと実感しました。

【猫の闘病#17】退院してからの生活について確認

退院についてC動物病院の先生へ確認しました。

転落が一番怖いので、ケージがあればしばらくはその中で生活してもらう方がいい。
動けるようになったからと思ってキャットタワーに登って誤って転落などが無いように、高いところには行かせないような生活環境を築くように言われました。

トイレには自分から出入りしてるけどまだおしっこが出ないようです。
水もごはんも自分から口にするけど、まだ足元がおぼつかないので、ケージにごはんやお水を置く場合はトイレに出入りの際ぶつかってこぼしたりしないように、ちょっと遠いところに置いておいた方がいい。
特に水は固定できるタイプがあれば固定したほうがいい、とのことでした。

多分こういうの

体重がだいぶ落ちているので、お腹を壊さない程度にごはんは多めにあげていいそうです。
抜糸は手術から2週間後には行えるそうです。
入院中のC動物病院に連れて行って抜糸してもいいし、かかりつけの病院でやっても問題はないそうです。
抜糸が終わればシャンプーもしていいらしいです。
手術前から顔周りや手足がよだれやこぼしたごはん、薬で汚れていたので、いい加減綺麗にしてあげたいです。

クリティカルリキッドを飲まされるチロル

2月下旬ごろには経過を診せに来てほしい、ということでした。
入院中は抗生物質と痛み止め、てんかん防止の薬を飲ませているけど、退院後は抗生物質とてんかん防止の薬だけでいいかもしれない、とのことです。
退院から次の診察の2月下旬ごろまではその薬を飲み続ける必要がありそうです。
週に1度体重を量るようにも言われました。

ケージはなかったので、大型犬用のケージを購入しました。
退院の日取りが確定したら夫が組み立ててくれます。

うちには兄貴分としてレオン(11歳6kg)がいるのですが、10年も一緒に生活していたチロルが1週間弱居ないこの環境になんの違和感も感じておらず、むしろ一人っ子を満喫してしまっているので、チロルが帰ってきたときにいじめたりしないかが不安でした。

【猫の闘病#16】入院中のメモ(⚠️手術痕画像注意)

術後の状況は面会へ行く日以外は病院へ電話し確認していました。

電話にて。
手術から2日後、手術当日より少し増やしてあげているけど、自分から食事を食べに来ることはない。
シリンジで流動食をあげている感じ。
飲み込みも問題ない(誤嚥の心配がない)ようなので、投薬も点滴からではなくシリンジで行っている。
発作も起きず、経過は概ね良好。

週末に夫と一緒に面会しました。
発作もなく、状態は良好。
見たところごはんはドライフードをふやかしたものをあげているよう。
この間来たときは横に寝そべるような感じだったが、今日は香箱座りに近い感じで座っていた。
まだ左前足が内側に入り込んでるかな…でも意識ははっきりしてて目も合う。
病室内にトイレが設置されていたが、緊張からかまだ自分で排泄はしていないらしい。
(先日の面会時も適宜負担のかからない範囲で尿は抜く、と言っていた)この状態であれば、来週前半には退院できそう、という主治医のメモもありました。
(土日は主治医はおらず、専任のスタッフで面倒を診ている)

ブランケットに包まるチロル

電話にて。
前日からヒルズのa/d缶をあげていて、それまではシリンジを使って口に入れて食べさせていたけど、今日からはお皿に入れて置いておくと自分から食べるようになった
あげた分はすべて食べきっている。
食事を変えたからなのか少しお腹を壊しているのか下痢っぽい。
今は下痢止めも服用している。
立って歩こうとしているらしく、ふらついたり転んだりしているが体調は悪くない。
排尿は相変わらず緊張からか自分からはしていないらしく、マッサージしたりカテーテルでとっているらしい。
今(午前中)は病室(という名のボックス)から広い部屋に移して一人だけの環境にしてあげて自分からトイレに行くか観察中。
退院はまだ日程が確定していないが、家に帰ったら安心して自分からトイレに行くかも、とのこと。

電話にて。
立ち上がろうとするがまだふらつきがあり、左に転ぶことがある。
ごはんはドライフードも食べられるので頭の痛みはあまりないかも知れない。
ごはんはあげた分は全部食べ切っている。
モルヒネ系の痛み止めを使っていたが、今はあげたりあげなかったりしている。
モルヒネ系の痛み止めはおしっこが出づらくなるらしい。
痛み止めをあげないことでおしっこを自分からするようになった。
早ければ今週半ばにはもう退院できそう。
お迎えの調整をしてください、とのこと。

電話にて。
今日も状態は良好だが先日の下痢以来排便はなし。
また、緊張からか自分からの排尿もなし。
食事はあげた分は完食する。
おうちに帰ったら安心してトイレに行くかも、とのこと。
そしてそしてなんとこの電話の翌日に退院の予定です。
生憎雨の予報でしたが、家にいた方が精神的に落ち着くと思う(私も含めて)ので朝イチで迎えに行きます。

最後に術後のチロルの画像を載せます。
開頭手術のため、頭部に縫ったあとがあり、また痛々しい姿です。
苦手な方は閉じてくださいね。

ハリポタのドビーに似てるな…と思っていました。
病気で動けず自分で思うように毛づくろいできていなかったので、ちょっと汚れています。

【猫の闘病#15】術後の面会(⚠️手術痕画像注意)

手術の翌日、仕事は半休を取り術後のチロルへ会いに行きました。
術後の姿を一人で見るのは正直不安でいっぱいでしたが、夫は会社を休めなかったため、片道1時間を越える道のりを経て病院へ。

面会させてもらったとき、チロルは病院が用意していたフリースに隠れていました。
頭部から顔の右半分の毛は剃られていて、縫われた傷跡が痛々しくもともと小さかった彼がますます小さく見えてすごく辛くなってしまいました。

もちろん無事に手術が終わり、生きていることに感謝していますが、見たことないぐらい弱り切った姿に涙が出てしまいました。
声をかけるとこちらを見て目を合わせてくれます。
何枚か写真を撮り、動画を撮り(病院許可済み)、夫にも連絡をしました。

元気だった時のまたたびを嗅ぐチロル

手術を行ってくださった先生から術後の経過をお話があるとのことだったので、診察室に私だけ行きました。
チロルとはこの日はこれでお別れです。

術後の経過はすこぶる良好、とのことでした。
先生曰く、手術前よりも早く動けるようになっていて、病室に移されてからもすぐに隠れるように匍匐前進のように動いていたそうです。

取るのが難しいかも、と言われていた小さい腫瘍は、大きい腫瘍を取り除いたあと、ある程度特定していた場所の脳を除けたら見つけられたので取り除いたとのことです。
開いた頭部を閉じるころには脳の形が正常な状態に戻ってきていたらしく、術後のMRIを見せていただきましたが、術前には腫瘍で圧迫されていた脳の形が、少し左に寄ってはいるものの、ほとんど「脳」の形になっていました。

今後3週間~4週間程度の期間で正しい形に治っていくと思う、というお話でした。
頭蓋骨に穴を開けて手術を行ったのですが、どうやって閉じるんだろう…と思っていたのですが、チタンのメッシュプレートで穴を覆い2ミリ程度のサイズのネジで留め、筋肉などを乗せて皮膚を繋いだとのことでした。

C動物病院ではかつては人工関節などにも使われるような素材で穴をふさいでいたらしいのですが、老猫(老犬など)の場合、感染症の懸念があるため、今はチタンに変えたそうです。
退院の目途はまだ立っていませんが、チロルの回復は早い方だよ、と先生に言われました。

ただし、退院後も転倒や特に転落には気を付けるように、と注意されました。
ある程度動けるようになると、平行移動だけではなく上下移動もしたくなる、し始める可能性があり、万が一キャットタワーなどから転落した場合が一番危ない、と言われました。
キャットタワーは片付けるか、人がいないときはケージなどでチロルの動きを制限するなど、環境を整えてあげる必要があるそうです。
うちにはレオンもいるため、キャットタワーをなくすことは難しいかな、と思うのでケージの導入を考えています。

小さくて痛々しい姿のチロルを見るのはつらくてつらくて仕方がないんですが、家にいない、会えないことの方がつらくて寂しいので早く会いたいし早く帰ってきてほしいなと思っていたことを覚えています。

最後に術後のチロルの画像を載せます。
開頭手術のため、頭部に縫ったあとがあり、また痛々しい姿です。
苦手な方は閉じてくださいね。