【猫の闘病#7】脳の病気?

自宅で皮下点滴を行うまでは2日に一度、2回動物病院Bへ行き、主治医に皮下点滴を行なってもらっていました。
以下が通院の度にかかりました。

診療費
再診600円
皮下点滴2,000円
合計2,600円

自宅で皮下点滴を行うようになってからは5日分の輸液、注射針などを購入していました。
皮下点滴は1日に50mlでした。

診療費
再診600円
消毒綿0円
シリンジ50ml1,150円 (230円×5日分)
注射針300円 (60円×5日分)
翼状針300円 (130円×5日分)
輸液剤(500ml)800円
合計3,500円

輸液がなくなる前に動物病院Bへチロルを連れて行き、容体を診てもらったり体重を量ってもらっていました。

皮下点滴については、私が「猫に針を刺す」ということが怖くできなかったため、夫におねがいしました。
私はチロルに声をかけたり押さえたりする係をしていました。

動物病院Bの主治医からは12月に入る前から脳の病気かもしれない、という話は出ていました。
しかるべき施設でMRIの撮影をしてみた方がいい、ということでした。
しかし私も夫も、まさかそんな大きな病気に自分の猫が罹るなんて微塵も思っておらず、単純にMRIの撮影は高額だし、今の体重の落ちたチロルに全身麻酔かけるのは危険な気がするので、もっと体重が増えてから検討しようと思っていました。
12月中旬は病院からはステロイドと粘膜保護剤をもらって飲ませていました。
もちろん皮下点滴は続いています。

診療費
再診600円
血液一般検査・CBC1,500円
血液生化学検査3,000円
電解質1,000円
内服薬 消炎剤400円 (80円×5日分)
内服薬 粘膜保護剤490円 (70円×5日分)
内服薬 免疫抑制剤2,500円
消毒綿0円
シリンジ50ml1,150円 (230円×5日分)
注射針300円 (60円×5日分)
翼状針650円 (130円×5日分)
輸液剤(500ml)800円
合計13,728円

【猫の闘病#6】点滴はじめる

静脈点滴のため1日入院。
連れて帰ると割と活発に家の中を動き回り、ごはんはあまり食べませんでしたがトイレに自分で入りおしっこをしました。
翌日朝にはしばらく登っていなかったキャットタワーについている家の中で寝ていました。
静脈点滴の効果ありかな?という感じでひと安心。
相変わらず便は2日に1度ぐらいの頻度でした。


体重が減り続けていたので私とチロルで体重計に乗り、そこから私の体重を引く、という方法で体重を量っていました。
この計測方法で12月1日には2.4kgでした。

数日後、また朝5時ぐらいに物音で起きた私が猫トイレを覗くと、倒れて動けなくなっているチロルがいました。
抱き起こし、ちゅーるをあげたら1本弱食べました。


この頃は動物病院Bで進められたヒルズのa/d缶や、ロイヤルカナンのクリティカルリキッドをあげていました。

ロイヤルカナン クリティカルリキッド


a/d缶は1回の食事でスプーン1杯分ぐらいしか食べられず、これ以上体重を落とさないように気を付けて、と病院からも言われていたため、クリティカルリキッド5ミリぐらいを1日に何度かあげていました。
また、動物病院Bの先生は自宅での皮下点滴を勧めてくれたので12月初旬には自宅で皮下点滴を行っていました。

病院でやっても構わないけど、連れてくることでチロルの感じるストレスや、飼い主側の生活などにも配慮していただいたんだと思います。

シリンジでクリティカルリキッドをあげて、療養用の高カロリーちゅーるをあげて、ヒルズのa/d缶をあげて、という生活をしていましたが、体重は一向に増えず。

12月7日 2.34kg
12月14日 2.2kg
12月19日 2.15kg
日々体重が減っていくばかりでした。

【猫の闘病#5】チロル初検査入院

相変わらずソファの下が定位置でずっと隠れていたのですが、ある日「寝転ぶ」というより「倒れる」ような感じでどさっと寝転がったので慌ててソファの下から引きずり出してちゅーるを与えたら食べました。
この頃から私も夜中にチロルの鳴き声が聞こえると飛び起きてリビングまで様子を見に行く生活になってきました。


夜中~早朝にかけて見に行くと、トイレでうずくまっていたりすることが多く、どうやらトイレの後に出られないようでした。
よだれも出始めていたので、トイレの砂がよだれで口にくっついてしまったりしていました。
ただの体調不良や食欲不振ではなく、大分様子がおかしいなとやっと思い始めたころだと思います。

動物病院Bにまた連れていき、状態を診てもらうと体重が2.64kgに落ちていました。
今更ですがエイズ白血病検査も行い、陰性。
甲状腺の問題かも、とも言われていましたがそれも問題なし。
血液検査ではすこし血糖値が高いかな、という感じでした。
この日は静脈点滴を行うため、1日動物病院Bに入院しました。

診療費
再診600円
入院(猫)3,000円 (1,500円*2日分)
入院内金20,000円
皮下注射 セレニア2,000円
皮下注射 コンペニア0円
静脈カテーテル留置(血管確保)850円
静脈点滴(10g未満、1日につき)10,000円 (5,000円*2日分)
検査科 スナップfPL3,800円
血液一般検査・CBC1,500円
血液生化学検査4,000円 (500円*8)
電解質1,000円
T4(甲状腺)0円
血液ウイルス検査(FeLV)(FIV)4,200円
合計34,045円

ソファの下が定位置でしたが、ごはんも薬もあげづらかったため、入院中にソファの足を外して下に潜り込めないようにしました。
新たにチロルの「家」も導入したのでトイレとごはん、薬の時間以外はこの「家」で寝て過ごすようになりました。
キャットタワーには登ろうとするけど足を踏み外したり、登ったはいいものの、降りれなかったりするので相変わらずヒヤヒヤしてたんですが、いつの間にか登ることをやめていました。
ほっとした半面、「登れない」ほど体調が悪いんだなと思い、悲しくもなりました。

チロルの家

【猫の闘病#4】キャットタワーに登れない?

11月下旬。
キャットタワーにいつも通り登ろうとして階段の一段目で足を踏み外しました。
さらによたつきがひどくなり老化による三半規管の衰えかと思いました。
実家で飼っている15歳を過ぎた犬が三半規管がだめになってしまい、いつも首を傾げた感じでななめに歩くようになってしまったのですが、それと似たような感じかと思っていました。
キャットタワーに登るときはこちらもできるだけ注意を心がけました。
仕事で日中いないときはどうしようもないんですが…。

 



前回から1週間後に動物病院Bへ。
また尿検査と超音波検査を行いましたが異常なし。
この頃はドライフードはあまり食べなくなっていたのでいろんな缶詰とかウェットフードを試していました。
先生からは食欲増進剤とそれとは別に抗酸化サプリも処方されました。

診療費
再診600円
尿科学的検査(PH、糖、ケトン等)1,500円
超音波(一部)0円
内服薬(抗生剤、粘膜保護剤、食欲増進剤)1,750円 (250円*7日分)
抗酸化サプリ(アンチノール)700円 (100円*7日分)
合計5,005円

また、療養食の提案を受けました。
この日は以下を購入しました。

・ヒルズ プリスクリプション・ダイエット(特別療法食)〈犬猫用〉 a/d エーディー チキン 缶詰 156g
・退院サポート ウェット 缶 195g

抗生剤(液状)と抗酸化サプリ(カプセル)を与えていましたが、抗生剤が苦いらしく、飲める時と飲めない時の差が結構あり、ひどいときは泡を吐いてしまったので与えるのを躊躇しました。

【猫の闘病#3】猫の歯ぎしり?

日に日に体重が減っていく様子に焦り、夫と相談。
一度だけレオンがお世話になった動物病院Bでも診てもらうことにしました。

次の日。
さっそく動物病院Bへ。
レントゲンと血液検査を行い、ここでもやはり異常なし。
急に寒くなったので、それが原因では?というお話でした。
寒いと体の機能が落ちてご飯を食べなくなることがあるようです。
動物病院Bでもまた皮下点滴を行い、便軟化剤をもらいました。
このときチロルの体重は2.78kg。マイナス20g。

▼  今回の診療費

診療費
初診料1,000円
エックス線検査5,000円
エックス線検査追加1枚1,500円
超音波(簡易)3,000円
便軟化剤20ml800円
合計12,430円

病院から帰ってくるとチロルはそそくさとソファの下へ・・・。

この頃から歩くときによたつきがでるようになりました。
あと特徴的だったのが、歯ぎしりが顕著になったことです。
チロルは指の間の毛を噛むクセがあり「ギリギリ、ギシギシ」音を鳴らすことがありましたが、それとは違い、人間と同じような歯ぎしりをしていました。
歯ぎしりの原因はいまだによくわかりませんが、ご飯を食べた後などによく左側の奥歯を鳴らしていたのを覚えています。

私たちは平日日中は暖房を点けずに会社に行っていたので、家が寒かったのかもしれません。
前年どうだったかな、と思い返すと、チロルに関してはクッション素材のペット用ベッドがあり、その中にずっといたから平気だったのかなと思います。
このペット用ベッドは1年使い続けてだいぶボロくなったので夏ごろに処分してそれきりでした。
新しいチロルのペット用ベッドと小さめのホットカーペットの購入を検討。

【猫の闘病#2】次々とあらわれる猫に起こる異変・・・

11月初旬。
10月中に膀胱炎は解消したようでしたが、今度はうんちが2~3日出ないことが続きました。
今度は便秘かな?と思いネットで似た事象を調べたところ、乳幼児用の浣腸やビオフェルミンを与えている記事を見かけたので、試しにあげてみることにしました。

乳幼児用の浣腸は1つ10グラムでイチジク型の容器に水のような透明な薬液が入っており、成猫にも1つで十分とのこと。
初回。刺しこんで一気に注入のはずが…私の度胸が足りず、チロルの肛門にうまく刺しきれなかったため液が漏れてきてしまい失敗。
翌日、チロル自身も嫌がってあばれたので2回目で諦めてしまいました。

幼児用浣腸


一方ビオフェルミンは錠剤の粒が大きく、そのまま与えるのが難しいので、ピルクラッシャーで粉砕して食事に混ぜて数日間あげてみました。
その間様子をみていましたが、効果があるのかないのか…素人には判断できなかったので、ふたたび動物病院Aへ。

ビオフェルミンとピルクラッシャー

 
病院での触診の結果、便秘というほどうんちは溜まっていないようでしたが、軽く脱水症状がみられたので皮下点滴と念のため便軟化剤を投与してをもらいました。
前回と同じく血液検査とレントゲンを撮ってもらいましたが、特に異常なしという診断でした。

この日の体重は2.8kgで、前回10月中旬の診察時からマイナス200g。
もともとドライフードと水をあげていたのですが、「うまく水分を摂れないようならドライフードを水でふやかしたものをあげるか缶詰に切り替えた方がいいかもね」と病院の先生から言われました。

▼  今回の診療費

診療費
初診料 1,100円
血液検査 7,700円
レントゲン検査 4,400円
皮下注射 2,750円
皮下輸液 2,750円
内服 2,695円
(385円*7日分)
合計 21,395円
チロル病院帰り

【猫の闘病#1】いつから?うちの猫に起こった異変

いつからチロルの様子がおかしくなったのか書いておこうと思います。
長くなりそうなので#1として続けていきます。

ことの始まりは2019年の10月中旬。
トイレに行ってもおしっこが出ず、トイレから出て部屋中をうろうろ…
またトイレに行っておしっこが出ず…を延々と繰り返していました。

おしっこが出るときもありましたが数日間おなじ様子だったので膀胱炎かなと思い近所の動物病院Aに連れて行きました。

病院では血液検査とレントゲンを撮って尿路結石がないか、脱水が起きていないかをみてもらいました。

普段より水を飲んでいないようだったので輸液の皮下点滴もお願いし、
ひとまず膀胱炎の薬をもらい数日間飲ませて様子をみることに。
この日、病院で体重を量ると3kgほどありました。

病院でかかった診療費についてもできる限り公開していきます。
今回の診療費は以下のとおりです。

診療費
初診料1,650円
血液検査7,700円
レントゲン検査4,400円
皮下注射4,840円
内服990円 (198円×5日分)
合計19,580円

うちの猫たちはペット保険に加入していたので保険適用となりました。
ペット保険については別の記事であらためて紹介します。

病院に行きはじめた頃からソファの下に潜り込んでいることが多くなっていましたが、体調がよくないから構われたくないので隠れたいのかな、と思って特に気にかけていませんでした。

 飲み薬が効いたのか膀胱炎はよくなったようで何度もトイレを行き来することはなくなりました。

10月下旬に用事があり2泊3日の外出。
猫のお世話に来てくれていた兄夫婦からも「ふたりともご飯ちゃんと食べてるし、レオンと遊んだ。チロルもソファの下から出てきてるよ。」という連絡がありました。

レオンは割と人懐こい性格なので心配していませんでしたが、神経質で人見知りなチロルには兄夫婦という知らない人たちが家に来ることが実はストレスになったりしないかなと心配していましたが、兄から送られてくる猫写真や動画で普通に過ごしているのを見てほっとしました。

10月中は気になるところはあるけど「致命的ではない」感じでした。

(主に)猫ブログ始めます。

初めまして、おおさわです。

2019年12月27日に脳腫瘍が発覚した我が家の猫・チロル(当時10歳♂)。
当時脳腫瘍の猫の手術についてネットでざっと調べたりしましたが体験談がなく、不安を解消することができませんでした。

いつか誰かの何かの参考になればいいかなと思い、記録を残しておこうと思います。
ちなみに脳腫瘍の手術は無事に終え、今は元気に寝たり走り回ったりしています。

 主にチロルの脳腫瘍が発覚するまでから手術までの闘病記録となりますが、それ以降は猫との出会い~今の生活、夫婦それぞれの趣味についてなど記録していきます。

我が家の構成

おおさわ→私(30代)
夫→夫(30代)
レオン→2008年保護・去勢済みオス
チロル→2009年保護・去勢済みオス・脳腫瘍経験猫

 うちの猫は2匹とも私が一人暮らししていた時代に野良猫だったのを保護した子達です。

 まずレオンと生活を送っていましたが、当時フリーターでバイト掛け持ちで15時間は家に居ない状態だったので、猫ひとりぼっちじゃさびしいかな、と思って1年後にチロルを保護しました。

引っ越したり実家に帰ったり転職したり、色々あったけど今は結婚し、2人と2匹で生活をしています。