【レオンについて#9】はじめてのさよなら

タイトル通り、さよならのお話です。

1月5日午後
レンタルした酸素室を車に乗せて、病院まで戻ってきました。
いつも通り面会のところまで行くと、いつもの酸素室にレオンはいませんでした。
別室のベッドで横たえられ、身体中にいろんな機械を付けられて、口には酸素吸入用のチューブを挿管されて、私たちが来るまで文字通り”生かされている”だけでした。
レオンの顔を覗き込むと、私のことがわかるのか声にならない声で鳴きました。
限界です、もう頭がおかしくなりそうで涙が止まりませんでした。
これ以上辛い思いさせたくない、こんな姿見たくない、早く連れて帰ろう。
しんどすぎるし場違いすぎるので病院内での最後の姿は写真を撮りませんでした。

レオンについて
・体重は入院時3.8kgから3.3kgへ
・どうしてこんなに急変したのかわからない
・正直家までもつかわからない
・家に着いたらすぐ酸素濃縮器をつけてレオンに酸素吸わせてあげる
・酸素室はレオンに酸素吸わせてる間に組み立ててすぐに酸素室に入れてあげる

最後のお会計を済ませ、身体中に付けられた機械を外し、もう車に乗って帰るだけの状態になってから口に挿管していたチューブを抜いてもらいました。
連れてくるのに使ったキャリーケースを預けたままだったので一緒に返してもらいました。
キャリーケースにレオンを入れますか?とも聞かれたけど、寝そべったレオンでは入り切らないので、念の為にと持ってきていたバスタオルでレオンを包み、抱っこして車に乗りました。
病院から家までは車で近いはずなのにとても遠く感じました。
早く帰って、一瞬でもいいからチロに会わせてあげたい。最期は家で迎えさせてあげたい。
全部私のエゴですが、お願いだから家まで一緒に帰ろう、と車の中でずっとレオンに話しかけていました。

抱っこしているレオンの手足が少し動いているのを感じて、生きていることを感じていましたが、急に足がびくびく、と動いたかと思うと、ぱたりと動かなくなりました。
もしかして、車の中で?と思って号泣していたら手足が動きました。
そうだよね、こんなところで死なない。家に帰りたいもんね、と声をかけ、なんとかマンションまで辿り着きました。
私はレオンを、夫は酸素濃縮器を抱えて走って家に帰りました。

家に着いて、急いで夫が酸素濃縮器のセットをしようとしましたが、そんなことしなくていい、と伝えました。
そんなことより、レオンのところに来て、と。
チロのいるリビングに入る直前か直後か分かりませんが、レオンが息を引き取っていました。
もしかしたら車の中で?とも思ったけど、レオンを抱えて座ったソファやその時履いていたジーンズにレオンのおしっこがかかっていたので、家で亡くなったのだと信じています。
出会ってから16年と3ヶ月でした。
おかえり。今日まで頑張ってくれてありがとう。

最期のお会計 247,111円 詳細は下記

診療明細数量単価金額
再診1500500
入院(猫)161,98011,880
注射 粘膜保護・抗生剤等101,90019,000
注射73,00021,000
注射料 ドブタミン・ドパミン21,0002,000
注射料 ハンプ33,0009,000
エックス線検査35,50016,500
超音波 心臓25,00010,000
血液一般検査・CBC41,7006,800
血液生化学検査3259018,880
電解質41,0004,000
夜間管理24,5009,000
酸素室管理65,00030,000
注射料 ダンプロン101,00010,000
注射料 セレニア52,15010,750
経鼻カテーテル留置15,0005,000
血圧検査12,2002,200
静脈カテーテル留置(血管確保)31,6504,950
静脈点滴(10kg未満、1日につき)65,00030,000
T4(甲状腺)13,8003,800
蘇生処置115,00015,000
超音波 一部12,0002,000
挿管管理 1hr毎2.507,50018,750
小計261,010
10%外税26,101
内金-40,000
合計247,111円

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