【猫との馴れ初め#レオン篇】出会いと名付け

今回はレオンとチロルが家族になるまでのことを書こうと思います。

レオンと出会ったのは2008年10月でした。
当時友人とルームシェアをしており、猫と犬のいる実家から離れていました。
私の実家では、私が子供の頃から猫が絶えたことがなく、猫のいない環境で生活するのは淋しくなるなあ、と思っていました。
新しい環境で生活を始めて数ヶ月、案の定猫が恋しくなってしまいました。

当時住んでいたマンションはペットOKだったので、タイミングが合えば猫を迎えたいな〜〜〜と思っていました。
そしてある日、先に出勤した同居人から電話があり、私たちが住んでいるマンションの近くのマンションで迷い子猫がいて、保護されているとのことでした。
飼い主が現れなければ里親を探すつもりらしく、これこそ「タイミング」だと思ったので里親に立候補しました。
数日経っても飼い主らしき人は現れなかったので、我が家にもらわれることになりました。

引き取って早々に猫グッズを急いで購入しました。
といっても猫トイレ、餌・水皿、病院に連れて行くためのキャリーのみですが。

動物病院へ連れて行ったところ、生後3ヶ月ぐらいの雄猫でした。
野良猫の割にはノミがいなく、綺麗な状態だったので、獣医先生曰く「飼い猫のこどもがどこからか逃げてきてしまったのかも」とのことでした。

うちの子にするにあたり、悩むのが名前です。
今までの実家の猫・犬たちは全て両親が名付けていました。
自分の飽き性に自信のある私なので、一度名前を決めてもすぐ飽きてしまうのでないかと不安でした。
飽きたからといって急に名前を変えることはないと思いますが、自分に信用がないのです。
名付けに悩んでいたところ、同居人に「レオンという名前はどう?」と言われました。
10月に引き取った時に生後3ヶ月ぐらいだったので、7月生まれで恐らく獅子座なこと、半目(瞬膜が丸見え)で眠るところからジャン・レノ出演の映画「LEON」から採用されました。
映画「LEON」のレオンは半目ではなく片目を開けて眠るんですが…それはまあご愛嬌で……。

自主性のない私はレオンを即採用しました。
うちの子になったレオンは小さくて元気で可愛い子猫でした。
元気すぎて毎日家の中を走り回り、触れば噛みつき、撫でれば引っ掻いてくるやんちゃボーイでした。
おかげで当時は毎日手から腕にかけて傷だらけでした。

この記事を書いていて本当に残念なのが、当時の子猫レオンの写真が一切残っていないことです。
当時沖縄に旅行に行った際、水着のポケットに携帯(当時ガラケー)を入れたまま海に入ってしまい、全てのデータを失いました。
バックアップもしていない私はなんて愚かなんでしょうか…今になっても悔やまれます。

この画像は2009年の1歳を過ぎたレオンです。
今より顔が幼いし、眉毛があります(現在はチロルが舐め尽くしてしまったので眉毛がない)。

【猫との生活#3】再びのカリカリ

前回の記事で少しだけ触れた食べづらいお皿について書こうと思います。
AllWellの「室内猫用 チキン味 挽き小魚とささみ フリーズドライパウダー入り」をしばらく試した結果、変わらず吐き戻しが続きました。
これもうフードがどうこうじゃなくて食べ方、ひいては食器の問題なのでは?とやっと思い至ったので、新たなアイテムを追加します。

TGWFの早食い防止フードボウルです。
自動給餌器と組み合わせて使っています。

フードの粒が小さすぎて勢いよく皿から飛び出します。
お皿の高さが低いからかな?と思ったので、化粧箱をそのまま土台に使いました。

突起が邪魔になって早食いがしづらくなるそうなので試してみたところ、本当に突起が邪魔そうでした。
あまりにも上手に食べられないので可哀想になったぐらいです。

給餌器とお皿を組み合わせたことにより、小さい粒のフードに拘らなくていいかなと思い、以前与えていたフードに戻しました。
ロイヤルカナン キャットフード ユリナリー S/O オルファクトリー ライト 2kgです。
Allwellより粒が大きいので給餌器→早食い防止皿に勢いよく出ても飛び出しにくくなりました。

もともと食べていたフードなので特に抵抗もなく、あっさりとフード変更が終わりました。
今はレオンもチロルも同じフードを食べています。
ただこれがベストなフードなのかと言うとまだ分からないので、今後も変更の可能性が大いにあります。

今はレオンもチロルも今はドライフードのみで生活できるので給餌器と早食い防止皿、普通の皿で対応しています。
チロルもフードの飛び出す音にびっくりしながらもちゃんと食べられます。

ちなみに給餌器+早食い防止皿でレオンの早食いからの吐き戻しが減ったかというと、やっぱりそんなことありませんでした。
日中はごはんをせがまれた時に数粒ずつお皿に入れて食べさせたり、カリカリと水を一緒に入れたりしてあげています。
これで多少良くなったかな、という感じなので結局マンパワーでしか解決できないのでした。

【猫との生活#2】定まらぬカリカリ

この記事を書き始めた2021年5〜6月の主食は岩合さんのCMでお馴染みのAllWellの「室内猫用 チキン味 挽き小魚とささみ フリーズドライパウダー入り」です。


レオンの早食いによる吐き戻しが割と頻繁にあるので、多少なりとも軽減されるならいいかなと思って試しています。
小粒でふたりとも食べやすそうなので、3回ぐらい購入しました。
相変わらずレオンは早食いで吐き戻ししてしまっているので今は食べづらいお皿で工夫することにしました…。
カリカリと水を同じお皿に入れるってやつは最近やってません…飼い主の怠惰…。

レオンで何も見えないAllWell

夜中のレオンからのご飯の催促が酷くて、チロルの看病中か?ってぐらいに起こされていた私を見かねた夫がうちの子エレクトリックの自動給餌器(カリカリマシーンSP 自動給餌器 猫犬ペットカメラ付 スマホ遠隔式)を買ってくれていました。

「カリカリマシーン™SP」は、スマホアプリとWi-Fi通信を利用した 新世代の自動給餌器=スマートペットフィーダーです。
遠隔操作で自宅はもちろん外出先からペットにごはんをあげられるのは勿論、 スマホのカメラやマイクやスピーカーと連動することで、 離れたペットの様子を 確認することも、 リアルタイム・リアルボイスで、ペットに呼びかけることも可能です。
旧世代の自動給餌器では実現できなかった ペットとの双方向コミュニケーショ ン機能を搭載した新世代の自動給餌器 スマートペットフィーダー それが、「カリカリマシーンSP」です。
引用:うちの子エレクトリック

カリカリマシーンより撮影してるカメラの方が気になる

購入時期を確認したら2020年9月でした。
もうすぐ使用して1年になりますね。

早速カリカリを待つレオン

我が家ではよく起こされる時間帯の午前1時、3時、5時の時間帯で1ポーション(10g)ずつ給餌できるように設定しました。
そのうち1時間ずつずらした午前2時、4時、7時の方が猫の生活にも人間の生活にも合うなと思ったので変えました。

すでにコロナ禍によるテレワークが始まっていたので、日中は欲しがってきたタイミングで手動で与えています。
ただ、受け皿が1つだけなので、レオンとチロルで奪い合いで食べてしまうので、最終的には日中は普段から使っていたお皿に入れる感じになりました。
ちなみにこれで夜はぐっすりかと思いきや、普通に起こされます。
2時の5分前、4時の3分前とか絶妙な時間帯です。
あと数分なんだから待ってほしいです。

そしてこの記事を書き始めてから書き終えるまでにフードがまた変わってしまいました。
定まらぬカリカリ、続きます。

【猫との生活#1】猫に何を食べさせますか?

今回はうちのねこたちの食事について書いていこうと思います。

チロルが体調を崩すまで、我が家のねこごはんは肥満気味のレオンに合わせていました。
チロルが闘病中はレオンだけ「ロイヤルカナン キャットフード pHコントロール[2]」をあげていました。
以前レオンがお世話になった動物病院Aでお勧めされたのでそのまま食べさせ続けていました。

これをあげる前はサイエンスヒルズの「インドアキャット 室内飼い猫用 シニア7歳以上用」の毛玉ケアのやつをふたりにあげていました。

レオンはがっついて食べてしまうので、すぐ吐き戻してしまうことがあったので一応毛玉ケア用のをあげてはいたんですが、あんまり意味ありませんでした…。
病院の先生にそのことを相談したら、カリカリと水を一緒のお皿であげればがっついて食べちゃうこともないし、ちゃんと水分もとれるのでおすすめだよ、と言われました。
しばらくその通りにカリカリ単品ではなく水をかけてあげて見たところ、レオンからは文句もなく食べきってくれているし、吐いてしまう頻度が格段に減りました。
もっと早く知っていたかった…。
早食いしちゃう猫さんにお困りであれば一度試してみてもいいかも知れません。
ちなみにチロルは水の入ったカリカリはほとんど食べませんでした。

チロルは体調崩してからウェットフードに切り替えました。

動物病院専用 CIAO(チャオ) エネルギー ちゅ~る とりささみ 14g×50本入

ちゅ~るは全猫が好きでしょ、ってことでこのエネルギー高めのやつを買いました。
これはかかりつけになったB動物病院でも1本単位で売っていたのですが、お試しにどうぞと2本ぐらいいただいてあげてみたら案の定よく食べていたので我が家に導入しました。
大体(おいしくない)薬をあげるときに使っていたので回復した今となっては食べてくれません。
普通のちゅ〜るは食べます。

2019/12初旬に購入して半分以上はチロルが食べたかなと思います。
カロリーが高すぎると思っているのでレオンにはあげれていません。
食べ切らなかったちゅ〜るは欲しいと言ってくれた方にお譲りしました。

②ロイヤルカナン 療法食 退院サポート ウェット 缶 犬猫用 195g

私がアマゾンで買ったときは1個ずつのやつあったのですが、今この商品自体販売されていないようです。
違う名称になったんでしょうか…気になる方は探してみてください。

ヒルズ 療法食 プリスクリプション・ダイエット a/d 156g缶 犬猫用療法食

②と③は1つずつ買って②あげてなくなったら③あげて、なくなりそうになったらまた②と③を1つずつ買う、ということをやっていましたが、途中からめんどくさくなってしまって後半は③を3つ買って、なくなりそうになったら3つ追加、という感じでした。
退院後もしばらくは③をあげていたんですが、食感が物足りないのか味の問題なのかわかりませんが、レオンのカリカリに手を出していたのでチロルもカリカリに変更しました。

プリスクリプション・ダイエット キャットフード I/D 500g

カリカリが食べたい術後のチロルにはこちらを与えていました。
脳腫瘍と病名がはっきりしない頃に病院の先生にサンプルをいただいて食いつきがよかったので買っていました。

ロイヤルカナン クリティカル リキッド 200mlX3本

これは3本セットからしか売ってませんでした。

1mlあたり1kcalあったのでこれにオリゴ糖混ぜて1日に10~20ml、多いときは30ml程度回数を分けて飲ませていました。
水分も摂れるしカロリーも摂れるので、重宝していました。

レオンとチロルを保護したときにお世話になった病院の先生から、雄猫は尿管結石とか起こしやすいから塩分の高いものは与えないように、もちろん当然だけど人間のごはんは与えないように、と言われたのを受けて、今まで人間が食べるものを与えたことはほとんどありません。
その甲斐あってか、ねこふたりは私たちが食べてるものに微塵も興味がないのでおとなしくペットフードだけを食べてくれます。

チロルは大きな山を越えてくれたので、まだまだ長生きしてもらうべく、今後も食事には気を付けていきたいなと思っています。

【猫の闘病#22】猫の脳腫瘍を経験して

まとめに入ります。
結果的にチロルの闘病期間は2019年10月下旬〜2020年1月下旬(手術終了)までの約4ヶ月でした。
原因不明でどうしたらいいのか分からなかった日々、MRI検査を行って脳腫瘍と判明した日、色々ありましたが今は回復し元気に走り回るチロルの姿を見ると、あの辛い日々は無駄では無かったんだなと感じます。
もちろん、もっと早くMRI検査すればよかったなと後悔することはあるし、チロルの体重が半分にまで落ちていたので手術に耐えれるか?手術が成功するか?術後にちゃんと回復するだろうか?と不安なこともありました。
それでも夫が言ってくれたように「後悔の無いように」チロルと過ごすことが出来たのでよかったなと思います。

以下診察ごとの診療費まとめ

2023/7/22
再診 500円
エックス線検査 5,000円
摘便 2,000円
皮下点滴 2,100円
皮下注射 1,100円
輸液剤(500ml) 800円
シリンジ50ml 2,300円(230円x10)
注射針 600円(60円x10)
翼状針 1,300円(130円x10)
内服薬 消炎剤 800円(80円x10)
内服薬 モビコール 360円(180円x2)
分包料 240円(20円x10)
10%外税額 1,710円
合計 18,810円
2019/11/12
診療費 21,395円
2019/11/13
診療費 12,430円
2019/11/21
診療費 6,000円
2019/11/25
診療費 15,040円
2019/12/4
診療費 8,360円
2019/12/7
診療費 4,488円
2019/12/8
診療費 6,435円
2019/12/14
診療費 5,720円
2019/12/19
診療費 13,728円
2019/12/24
診療費 4,785円
2019/12/26
診療費 660円
2019/12/27
診療費 94,050円(MRI検査日)
2019/12/27
診療費 4,785円
2020/1/2
診療費 4,895円
2020/1/6
診療費 1,100円
2020/1/9
診療費 44,000円(MRI読影)
2020/1/9
診療費 4,235円
2020/1/16
診療費 2,387円
2020/1/21
診療費 8,360円
2020/1/29
診療費 1,131,244円(手術・入院)
2020/2/5
診療費 1,760円
2020/2/7
診療費 660円
2019/10/15〜2020/2/7
合計 1,416,093円

朝も早くからチロルの身じろぎの音で飛び起き、ほとんど食べない流動食を無理やり食べさせ、排泄まで付き添う。
いつか訪れるだろう猫の介護も経験出来たので、よかったと言えばよかったんですが、やはり精神的にはきつい毎日でした。
まだまだ経過観察が必要な時期ではありましたが、4ヶ月という期間で(今となっては)短期間で決着がついてよかったです。

これを読んだ方に「ペットが大病患ったらどれだけお金が掛かろうと絶対に治してあげなきゃだめ!」ということではなく、家族それぞれのペットとの関わり方があるので、「後悔しない」選択をして欲しいということが伝わればいいなと思います。
我が家は「後悔しない」ために死ぬかも知れない全身麻酔を行って手術をしました。
タラレバの話になりますが、この手術で死んでしまったとしても、もちろん悲しくて辛いんですが、後悔は無いだろうと思います。

最後に。
MRI検査を勧めてくださった動物病院Bの主治医の先生、手術を行ってくださった動物病院Cの先生、そして「後悔しない」選択をさせてくれた夫に感謝をして、闘病記を終えようと思います。
次回からは猫との生活について書いていきますので、よければ今後ともお付き合いください。

⚠️以下に傷痕のあるチロルの画像を掲載しています。
苦手な方はご遠慮ください。


【猫の闘病#21】診療費と保険金について

前回も書きましたが、加入していた保険は楽天の「あんしんペット保険」でした。
プランは「ペット医療保険M」、チロルの場合は月々1,280円の支払いでした。
支払いの限度回数がなく、年間の限度額は70万円だったので、よほど大きな病気に罹らないなら十分だと思います。
薄給の身としては月々の支払いが安いので助かっていたんですが、いざ通院が始まってみると自己負担14,000円を越える診療費ってなかなかないんですよね。
保険素人でした…今も素人のままですけど…。

訴えかけるチロ

請求できた診療費と返ってきた保険金について以下まとめです。

2023/7/22
再診 500円
エックス線検査 5,000円
摘便 2,000円
皮下点滴 2,100円
皮下注射 1,100円
輸液剤(500ml) 800円
シリンジ50ml 2,300円(230円x10)
注射針 600円(60円x10)
翼状針 1,300円(130円x10)
内服薬 消炎剤 800円(80円x10)
内服薬 モビコール 360円(180円x2)
分包料 240円(20円x10)
10%外税額 1,710円
合計 18,810円
2019/11/12
診療費 21,395円
保険金 5,176円
自己負担額 16,219円
2019/12/27
診療費 94,050円
保険金 56,035円
自己負担額 38,015円
2020/1/9
診療費 44,000円
保険金 21,000円
自己負担額 23,000円
2020/1/29
診療費 1,131,244円
保険金 599,852円
自己負担額 531,392円

1/29の手術・入院費で保険金上限を超過しました。
そのため、手術・入院費分の保険金は満額戻ってきませんでした。
また、14,000円を超えない診療費については完全自己負担でした。
保険に加入していなければ全額自己負担だったので、まあ保険加入に救われたところはありますが、
やはり手術からの入院で診療費が高額になりますね…。

ちなみに保険金の上限に達したため、2020年2月にチロル分のペット保険は失効になりました。
次に加入するペット保険を探し始めることになります。
それはまた別の機会に書こうと思います。

チロのケージの上のカリカリが気になるレオン

【猫の闘病#20】ペット保険について

うちのねこふたりは今までも特に大きな病気もなく、病院に行くのは年に1回あるかないかぐらいだったので、ペット保険には加入していませんでした。
2017〜2018年ぐらい前に漸く「あんしんペット保険」に加入しました。
ただ、月額が安いタイプの保険に入っていたので、自己負担額が14,000円と高く、申請できる金額に到達することの方が少ないです。
チロルは3ヶ月ぐらいで何度も通院し、その都度医療費は払っていましたが、保険申請はできませんでした。
1泊入院したり、レントゲンや血液検査を併せて行った時ぐらいしか14,000円を越えることってないんですよね。
保険に関しては本当に無知だったので、「今の収入から払える保険料」で考えて加入してしまったことは失敗でした。
今となってはの話ですけど、月額高くてもいいから自己負担が低い方がよかったなと思います。

もしもの時に躊躇しないでお金を使う選択ができるかどうかって、本当に難しいです。
今ですら貯金のない私がまだ結婚していなくて、ひとりぐらしで(仮に実家暮らしであったとしても)この状況になっていたら、私ひとりではチロルは救えませんでした。
MRI検査すらできないまま、原因がわからないまま、チロルはゆっくりゆっくり苦しみ続けて死んでいたんだろうなと思うとぞっとします。
お金のために夫と結婚したわけではもちろんないけど、「後悔の無いように」と言って治療費を惜しまないでいてくれた夫には感謝しかありません。

チロルの病気を受けて、保険って本当に「保険」だなと痛感しました。
保険に加入しても病院のお世話にならないで生活できる子もいるし、今回のチロルのように大掛かりな手術にまで発展してしまうケースもあります。
正直「猫のためにそこまでする?」って意見もあると思います。
でも私や夫は「そこまでする」側の人間でした。
きっとレオンが同じように病気になったとしても同じ選択をするんだろうなと思っています。

次回からは保険請求ができた診察費と返ってきた保険料を載せていきたいと思います。

ソファの定位置にいるレオンにくっつきたいチロル

【猫の闘病#19】MRI画像とCT画像と抜糸

前回までチロルの脳腫瘍について散々文章にしてきました。
拙い表現力と語彙力のため、よくわからないな~~と正直自分でも思っています。
なので先日退院の際にいただいたMRIとCTの画像を載せておこうと思います。

全然かわいくない「ねこのようなもの」が写っているだけなので、興味のない方や苦手な方はご覧にならないようにお願いします。

12/27の脳腫瘍が判明したとき。
赤丸で囲んだところの白い塊が腫瘍です。

次に手術後のMRI写真です。
白い塊(大小1個ずつ)がなくなり、脳みその形が若干左に寄っていますが、切ったところを縫う時点で大体正しい形になってきていたとのことです。

同様に手術後のCTの画像です。
この画像では頭蓋骨に穴が開いていることがわかります。
この開いている箇所にチタンのメッシュプレートをあてがって骨の代わりにしているとのことです。

こうやって画像として見てみると、頭の中の1/4が腫瘍だったことが分かります。
この腫瘍に脳が押し出されて脳ヘルニアにもなっていました。
体調がおかしいなと思い始めてから半年も経っていないのですが、長く辛い思いをさせたなあと後悔がありましたが、今は手術を経て元気な姿を見れているので終わりよければなんとやらです。

手術から2週間で抜糸して良いということだったのでかかりつけの病院に行き抜糸をお願いしました。
以下抜糸中のチロルの写真になります。
分かりづらいけど傷痕が若干見えるので苦手な方はお控えください。

抜糸の模様は動画にもおさめてあります。
気になる方は以下からどうぞ。
傷痕も映っているので苦手な方は閲覧ご遠慮ください。

チロの抜糸動画

まだ顔や手足が汚れたままです。
シャンプーするなら抜糸が終わってからかなと思っていたのでこの時はまだしていませんでした。
家に帰ってからチロルの顔を見てみると、まだ糸が見えていたので(取り損ねたのかな?)と思い自分で引っ張ってみたりしたのですが取れず、後日また病院で確認してもらったところ、皮膚の内側を縫った糸が見えているということでした。
この内側の糸は自然に溶けてなくなるものだということだったので、ちょっとはみ出たところを短くしてもらうだけにしました。
無理に引っこ抜かないていたらどうなっていたのか…素人判断でやることではないですね…。
ついでに顎周りの毛が固まっていたのをバリカンで剃ってもらいました。

←多分ストレスもあって固まってた毛がゴッソリ抜けた
抜けなかった毛の塊を刈り上げてもらった→
診療費
再診 600円
抜糸 1,000円
消費税 160円
合計 1,760円

【猫の闘病#18】退院日・驚愕のお支払い

術後の経過もよく、退院し帰ってきました。
病院でキャリーに入れるときはこちらが入れようとしなくても自分で進んでさっさと入っていきました。
術後、病室以外で初の対面!と思っていたのですが、めちゃめちゃあっさり終わってしまいました。
チロルを回収して、家での過ごし方の注意点などを改めて先生から聞き、手術・入院費のお支払いです。
入力しててとんでもない金額にひっくり返っちゃいますね…。

診療費
処方料 550円
調剤料 3,795円
調剤料(1/2、1/4) 1,540円
レベチラセタム液剤 1mlあたり 1,742円(67円×26)
リレキシペット75 1,155円
プレドニン錠5mg 165円
ミニプレス錠1mg 165円
麻酔科:始めの1時間 40,800円
麻酔科:以降30分 90,200円(8,200円×11)
再診料 5,500円
入院費 レベル0(1日) 5,500円
入院費 レベル1(1日) 38,500円(7,700円×5)
入院費 レベル2(1日) 33,000円(11,000円×3)
酸素使用料(1日) 11,000円(5,500円×2)
採血料(2回目以降)1/23 550円
神経学的検査 簡易 5,500円
注射薬剤料(10kg以下) 16,500円
経口用レペタン 1日 3,300円(1,650円×2)
微量持続注射薬剤料(1日) 7,700円(3,850円×2)
静脈点滴 1日(10kg以下) 16,500円(5,500円×3)
留置設置費用 3,300円
MRI/CT検査料 B(画像所見なし) 86,240円
手術消耗品 127,892円
手術顕微鏡使用料 37,800円
猫 頭蓋腔内髄膜種切除 550,000円
脳圧降下剤 静脈内投与(〜10kg) 3,850円
血液ガス(1回目)1/22 7:15 3,300円
血液ガス(2回目以降)1/23 1,100円
病理組織検査料 神経科 免疫染色プラン 34,100円
内消費税 102,840円
合計 1,131,244円
内金 200,000円
今回請求額 931,240円

しばらくはまだ投薬が続くため、発作止めと抗生物質をもらいました。
次回は退院の1か月後に受診する予定です。

チロルの退院予定日の2〜3日前にケージを組み立ててもらいました。

体重約6kgのレオンが入ってもこの広さです。
夫とレオンが一緒に入った写真もあったんですが、掲載許可が出ませんでした…でも成人男性が背中を丸めれば胡座で座れるぐらいのサイズ感です。
購入したケージがすでにAmazonの掲載からなくなってしまったので、近しい商品が以下です。

帰ってきて用意しておいたケージに入れてみたものの、出てきてリビングを少し歩きまわったり落ち着かない様子でした。
そしてレオンの食べ残していたドライフード4粒ぐらいをお皿に見つけると食べ始めたので、お腹空いてるのかな?と思いウェットフードをあげたところもりもり食べました。
途中、車を置いてきた夫が帰ってきた音でびっくりして逃げようともがいたりもしてましたが、その後落ち着いてご飯を食べ終え、ケージの中においてある「家」で寝ています。
「家」はカインズの電気のいらない保温ベッドという商品でした。
これもカインズのサイトからなくなってました…季節商品なんでしょうか…チロルはこのタイプの家が好きなので復活して欲しいですね。

ふらつきはするものの、こちらが思っていたよりも活発に動き回る姿を見て、本当に手術も終わったし、生きて帰ってきてくれたんだなあと実感しました。

【猫の闘病#17】退院してからの生活について確認

退院についてC動物病院の先生へ確認しました。

転落が一番怖いので、ケージがあればしばらくはその中で生活してもらう方がいい。
動けるようになったからと思ってキャットタワーに登って誤って転落などが無いように、高いところには行かせないような生活環境を築くように言われました。

トイレには自分から出入りしてるけどまだおしっこが出ないようです。
水もごはんも自分から口にするけど、まだ足元がおぼつかないので、ケージにごはんやお水を置く場合はトイレに出入りの際ぶつかってこぼしたりしないように、ちょっと遠いところに置いておいた方がいい。
特に水は固定できるタイプがあれば固定したほうがいい、とのことでした。

多分こういうの

体重がだいぶ落ちているので、お腹を壊さない程度にごはんは多めにあげていいそうです。
抜糸は手術から2週間後には行えるそうです。
入院中のC動物病院に連れて行って抜糸してもいいし、かかりつけの病院でやっても問題はないそうです。
抜糸が終わればシャンプーもしていいらしいです。
手術前から顔周りや手足がよだれやこぼしたごはん、薬で汚れていたので、いい加減綺麗にしてあげたいです。

クリティカルリキッドを飲まされるチロル

2月下旬ごろには経過を診せに来てほしい、ということでした。
入院中は抗生物質と痛み止め、てんかん防止の薬を飲ませているけど、退院後は抗生物質とてんかん防止の薬だけでいいかもしれない、とのことです。
退院から次の診察の2月下旬ごろまではその薬を飲み続ける必要がありそうです。
週に1度体重を量るようにも言われました。

ケージはなかったので、大型犬用のケージを購入しました。
退院の日取りが確定したら夫が組み立ててくれます。

うちには兄貴分としてレオン(11歳6kg)がいるのですが、10年も一緒に生活していたチロルが1週間弱居ないこの環境になんの違和感も感じておらず、むしろ一人っ子を満喫してしまっているので、チロルが帰ってきたときにいじめたりしないかが不安でした。